豊かな自然の中で陶芸を、横浜 本牧市民公園の陶芸教室

045-623-8904

9:00~17:00
開館時間

陶芸ギャラリー

全国公募 横浜アマチュア陶芸展

入賞・入選作品 2014

受賞作品の紹介
「限りなく透明に近い・・・」
倉又 健治(神奈川県)

美しいフォルムに鮮やかな色彩、伸びやかな文様と三拍子揃った作品。吹付けした下絵の具の青地に配された曲線は、糸でマスキングしたもの。残った土色が金色のラインの様に見えシンプルながらも洗練された作品である。

「動物の陶箱」
佐藤 康子(神奈川県)

四角形の二段重箱には和紙染めで様々な動物が表情豊かにあしらわれている。 呉須の濃淡が美しく和紙染めの技術も手馴れており、動物のデフォルメが自然で作者の絵付けの魅力が溢れている。センスを感じる作品である。

「香る」
佐藤 美知子(東京都)

轆轤成型の技術も巧みで、下絵・上絵・銀彩と異なる技法を積み重ねて、複雑で深みのある作品を作り上げた。銀彩を施した濃色の地に対して白地を残した部分にのせた絵の具が明るく発色し、華やかで美しい作品である。

「みなと よこはま」
入澤 元泰(神奈川県)

多くのジオラマの中でもこの作品は、モチーフが実は陶笛だというアイデアの面白さに加えて、波の練り込み表現や絵付けの繊細な描写等、作者の多彩なテクニックが窺える。 陶笛の音質の違いがもう少しあると更に良い。

「灯浮標」
鈴木 勝幸(東京都)

波と灯標のイメージを抽象的な文様で表現している。器の造形と文様の組み合わせで波と灯標を一つの器の形にぴったりと嵌め込んだような面白さがあり、彩泥の色合いも美しく丁寧な仕上がりで完成度の高い作品である。

「花器」
杉安 一晃(神奈川県)

入選作品30点の中からネット投票で最も支持を集め、選出されました。

「備前矢筈口耳付花入れ」
国光 順子(岡山県)
「彩泥へちま文皿」
長島 保之(千葉県)
「ピースなお皿」
松井 真治(埼玉県)
「花日和」
石上 静子(神奈川県)
「横浜 海の公園」
井上 道子(大阪府)
「海を渡る翼」
益山 絵梨子(千葉県)
「自然釉灰被り水差し」
佐々木 忠雄(秋田県)
「フルーツ鉢」
戸村 良子(千葉県)
「鎌倉彫風陶箱」
窪田 由紀子(神奈川県)
「椿花柄中形鉢」
米倉 廣充(神奈川県)
「ハット型透かし皿」
田中 律子(神奈川県)
「月雲錦紋様皿」
鈴木 良子(千葉県)
「Ocean Plate」
大賀 礼子(千葉県)
「横浜開花物語」
佐々木 雅子(神奈川県)
「旋律は海を渡って」
伊禮 幸哉(神奈川県)
「花器「陰影」」
河合 哲雄(愛知県)
「黄瀬戸煉火文壺」
成田 松夫(神奈川県)
「芒光彩桜花文鉢」
宇留野 昌義(茨城県)
「唐津釉彫文花器」
小池 義之(神奈川県)
「練上朝顔文蓋物」
相川 義夫(茨城県)
「秋桜のキャンディーBOX」
大澤 のぶ子(神奈川県)
「浜のヨット」
三神 明美(埼玉県)
「信楽焼締花入れ」
沖山 秀夫(神奈川県)
「染付花鳥文扁壺」
砂山 照子(神奈川県)
「オイル缶、セピア色の日々」
上田 智子(神奈川県)
「孤愁」
宮本 光雄(神奈川県)
「富嶽三十六景
みなとみらい沖浪裏」

平井智(神奈川県)
「波流」
関まさみ(愛知県)
「メルヘン」
松田幸子(北海道)
ネット特別賞 投票方法

横浜市陶芸センターのホームページでは、受賞作品、入選作品の全写真を掲載しています。掲載作品の中から投票の多かった1作品が「ネット特別賞」に選ばれます。お気に入りの1作品をメールにて投票して下さい。

投票先 E-mail

info@yokohamasitougeicenter.com
件名を「ネット特別賞」とし、選んだ「作品名」を入力してください。
※1メールアドレスにつき、投票1回カウント

投票締切

2014年11月30日(日)

発表

2014年12月下旬ホームページ上

お問い合わせ先

横浜市陶芸センター
TEL. 045-623-8904

総評

出会う喜びと選ぶ難渋  田辺 和郎(美術家)

「こう創りたかった」と声を発しいる焼物を見たい。創造に許される飛躍も、既視感という忍び寄る壁をものともせず作り続ける技にも出会いたい。土くれに込める自由さを愉しみ不自由が身に滲み、過去に習いながら僅かな隙間をついて構想し、形も色も意外性も今持つ力で挑戦。
技能は見せる見られるというハードルを耐え得る力ですが、受賞作には濃いエッセンス(本質)が存在。大賞は青の清冽さを凝縮させてフォルムも快く秀作ですね。

丹澤 裕子(陶芸家・日本工芸会正会員)

応募総数こそ減りましたが、粒揃いの力作が並び作品全体のレベルが上がっていると実感しました。造形と技法が自然にマッチしたものが選ばれたように思います。
横浜をイメージするやきもの部門では、器の中で抽象的にイメージを表現した作品とモチーフを組み合わせて景色を作った作品の対照的な二作品が選ばれました。
暮らしの器部門では、技法や表現が洗練された作品が残り、大賞は色と形の美しさが突出しており票が集まりました。

小澤 忠(横浜市陶芸センター、センター長)

横浜アマチュア陶芸展も3回目の開催となり、応募人数は192名250作品のエントリーがありました。横浜のイメージ部門は68作品、暮らしの器部門は182作品でした。
全国20の都道府県からのエントリー作品は、回を重ねるごとにレベルが高く、インパクトがあり、一次の写真審査や二次審査も時間が足りない程でした。
応募者の作品の創作にかける時間と集中力は作品の隅々まで一刻、一筆に現れておりました。

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