豊かな自然の中で陶芸を、横浜 本牧市民公園の陶芸教室

045-623-8904

9:00~17:00
開館時間

陶芸ギャラリー

全国公募 横浜アマチュア陶芸展

入賞・入選作品 2012

受賞作品の紹介
「流れのゆくえ」
関 まさみ(愛知県)

有機的な形態に沿うように幾条もの線が、ひび割れ、時にはぶつかるように、ゆっくりと内へ外へと動いていく。焼き締めの黒く光る肌合いが、模様の動きと良く合い作品の存在感を高めている。一言で暮らしのうつわというには難しいが、作者の思いがストレートに表現されたスケールの大きな作品である。

「雪雲」
久野 宗雄(東京都)

美しい形態と磁器の焼き締め表現が、さわやかで美しい作品である。一次審査の時から評価の高かった作品。もう少し大きく、そして軽く造れるとさらに魅力が増すことと思う。

「和紙染め葡萄紋重箱」
成田 松夫(神奈川県)

三段の重箱という難しい器に挑戦したこと、また器に施された紋様の和紙染めの発色と大胆な筆致に魅力が溢れている点が評価された。素直な好作品である。

「Une vague de Yokohama」
桐生 恵奈(東京都)

海と波をモチーフに素直にのびのびと表現している。技法的には素朴な表現だが、施釉された釉の発色が美しく、真摯に丁寧に作られた好感のもてる作品である。

「赤レンガ倉庫イリュージョンランプ」
藤井 幸造(神奈川県)

赤レンガ倉庫のイメージと横浜を象徴するモチーフを上手に組み合わせて楽しいランプに仕上がっている。毎回、赤レンガ倉庫をモチーフにした作品は多いが、本作品は、屋根に施された星座群や壁面に施されたモチーフが個性的に無理なく表現されている。

「ある日の午後」
高橋 正子(東京都)

入選作品30点の中からネット投票で最も支持を集め、選出されました。

「スパイラル」
中北 透(三重県)
「孔雀文壺」
入澤 元泰(神奈川県)
「中鉢」
白坂 治司(千葉県)
「練込皿」
鳥居 敏則(千葉県)
「スローフードの食卓」
井口 信介(東京都)
「お山の穴」
大塚 哲雄(神奈川県)
「花器」
石川 美枝子(神奈川県)
「喫茶の楽しみ―菓子皿―」
益川 澄恵(東京都)
「ホトトギス」
西川 徳興(神奈川県)
「山ぼうし文様泥彩鉢」
宇留野 昌義(茨城県)
「つぼみ」
伊藤 加奈子(愛知県)
「花器」
西野 まり子(茨城県)
「春の訪れ」
石上 静子(神奈川県)
「備前緋襷花器」
沖山 秀夫(神奈川県)
「練り上げ壺」
伊豆 尋子(千葉県)
「壺」
小池 義之(神奈川県)
「ボタン絵付大鉢」
岡村 裕子(北海道)
「百合の鉢」
田中 律子(神奈川県)
「波紋板皿」
佐藤 等(神奈川県)
「麻の葉 練込鉢」
増田 加代子(神奈川県)
「中鉢」
荒瀬 光子(神奈川県)
「丸紋鉢」
田村 記代美(神奈川県)
「ゲッコー」
坂本 尚美(千葉県)
「絵皿・横浜山手西洋館
ベーリックホール」

今井 尞一郎(神奈川県)
「青のミナト」
南郷 康司(東京都)
「YOKOHAMA Bay Xmas」
倉又 健治(神奈川県)
「逸チャイナ横浜物語」
小川 幸司(千葉県)
「突起のある球・・・花入れ」
髙木 叔子(埼玉県)
「時の足跡」
中山 朋美(東京都)
ネット特別賞 投票方法

横浜市陶芸センターのホームページでは、受賞作品、入選作品の全写真を掲載しています。掲載作品の中から投票の多かった1作品が「ネット特別賞」に選ばれます。お気に入りの1作品をメールにて投票して下さい。

投票先 E-mail

info@yokohamasitougeicenter.com
件名を「ネット特別賞」とし、選んだ「作品名」を入力してください。
※1メールアドレスにつき、投票1回カウント

投票締切

2012年11月30日(金)

発表

2012年12月下旬ホームページ上

お問い合わせ先

横浜市陶芸センター
TEL. 045-623-8904

総評

丹澤 裕子 (陶芸家・日本工芸会正会員)

前回より応募総数こそ減りましたが、伝統工芸的な作品から立体造形的な作品までバラエティ豊かな作品が揃いました。そのため審査は、作陶の技術的な面だけでなく作者の表現に対する思いや、それをストレートに出しきっているか等、様々な側面から選考していくことになりました。結果として受賞された5点は、技術的に拙い部分があっても、素直に表現したいものを造りきった作品が選ばれたように思います。

田辺 和郎 (美術家・日本版画協会会員)

一次審査は写真なので、二次の作品面接・・・・では、一種の勘違いを埋めていく独り言も必要だ。「大賞」は渦を巻く黒線が塊りとなり、求心的な強い肌合いが生気を抱えて座している力作。「赤レンガ倉庫」は窓が巧みだ。美しい角度がある。スーベ二―ルに堕しそうな建物を一段階高みに押し上げてくれた。「Une vague de Yokohama」は輪の動きに主題を絞ったことが快い。更なる輪の展開を。「和紙染め重箱」は葡萄の群青と白い肌が重箱を支え、絵柄のエッジが月並みな絵付けから抜け出す力に。「雪雲」には自然と抽象の間を丁寧な仕事でつないだ目と手と心が見えてくる。

小澤 忠(横浜市陶芸センター、センター長)

この度、第2回目となる全国公募2012横浜アマチュア陶芸展の開催に際し、全国より応募人数286名417作品の力作が出品され、大変感謝しております。部門別では横浜のイメージは31%、暮らしのうつわは69%で、年齢別では50代、60代、70代が全体の83%を占めています。地域別には神奈川県が36%で、千葉県17%、東京都13%、埼玉県11%と続き、合わせて23都道府県より応募をいただきました。横浜で開催するアマチュア陶芸展にふさわしい作品をこれからも期待しています。

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